リングシリーズ(原作) 「エス」「タイド」ネタバレあり。

いちおうの完結が見られる「ループ」以降、映画のリング2、貞子3D、貞子vs伽椰子などは見てきたが原作の方も2冊ほど新刊が出ていることに今頃気が付いた。貞子3D・2作は映画だけの創作だと思っていたがいちおう「エス」「タイド」が元になっているという。2つを読んでみると、話が全然違うので原作の存在自体に気が付かなくてもしょうがない部分があるように思う。

「エス」の方は、安藤満男の貞子により生き返った息子「孝則」が主人公で既に青年。
「タイド」の方は、「ループ」での二見薫が、高山竜司として転生した後の話。

「エス」でどこまで登場人物が繋がってるのかにドキドキし、「タイド」では後半「ほげー 凄いな」と思っていたら最後にそうだったんかいという感じだ。劇中、妄想の類なのか現実なのかをわざとわからないような表現をしていて途中で川口が登場した時には驚いた。降臨したのは2人もいたのかよ。これはこの2人がループ界での現実に存在する形で話を進めて欲しかったので、この驚きは若干落胆する形で消えてなくなる。
結果的にはループまでで描いていない部分を補完してくれただけだった。私のように前作にどっぷりハマっていた人間なら面白いだろうが、他の人はそうでもないだろう。

話は無茶苦茶だけど映画としてそこそこヒットすればいいんだという感じの貞子3Dや貞子vs伽椰子みたいな方向の方がウケるんだろうな。
確かに「ループ」をそのまま映画化するとホラーの要素が消えてなくなるのでコアなファンだけが喜ぶようなものになってしまいそう。

ハリウッド版でいうと、「ザ・リング」「ザ・リング2」のあとに、「ザ・リング リバース」という原作「リング」部分だけの再リメイクらしいものが出ていた。これは見ていないので近いうちに見ようと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました